世界理学療法士連盟学術大会珍道中①

世界理学療法士連盟学術大会珍道中①

~学会発表ってなに?~

 

 

こんにちは。理学療法科教員の樋口と申します。今回は世界理学療法士連盟学術大会(WCPT congress)で学会発表してきましたので報告します。

 

そもそも学会ってなんだ?という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますので,その疑問にお答えするところから始めます。ここで言う学会とは「学術大会」の略で,その分野に関連する人たちが自分の研究や調査の結果を発表する場所です。

医療に限りませんが,教科書に書かれていることは100%正しいとは限りません。初学者は教科書をしっかり読み内容を理解することが大切でが,ノーベル賞を受賞された本庶佑先生はこうおっしゃっています。

「一番重要なのは、不思議だな、という心を大切にすること。教科書に書いてあることを信じない。

常に疑いを持って本当はどうなんだろうという心を大切にする」「つまり、自分の目で物を見る。そして納得する。そこまで諦めない」と。

医療の世界は日進月歩で,教科書だけでは不十分です(教科書をしっかり読んで理解していることが前提ですが・・・)。

また,教科書通りにしているのに改善しない患者さんもいらっしゃいます。

そんな時,もっと調べたり,自分の担当患者さんのデータを見直して原因を探ったりします。それを科学的にまとめたものを発表する場所の1つが学会発表なんですね。

 

 

 

 

 

~次回に続く~

この記事を書いた人

こころ医療福祉専門学校