世界理学療法士連盟学術大会珍道中⑥
~WCPT congressの雰囲気~
発表は5月11日~13日までの3日間行われます。
私の発表は2日目ですが,まずは周りの発表を見てみましょう。
発表は大きく口述発表とポスター発表に分けられます。
口述発表は指定された時間内に発表し,後から質疑応答となります。
ジュネーブはフランス語圏ですが,国際学会は原則的に英語が公用語です。
日本の学会では参加者はほぼ全員スーツ着用が暗黙の了解となっていますが,WCPT congressはあまりお堅くない印象,みなさん比較的ラフな装いです。
しかし,質疑応答ではオーディエンスからの手厳しい質問がバンバン飛んできます。
しかもお国訛りの英語もあり,英語が得意でない人にはなかなかハードルが高いですね・・・。
実際ミスコミュニケーションもたまに見受けられます。
一方,今回のポスター発表は指定時間にポスターの前に立ち,参加者とフリーディスカッションできる方式です。
こちらは私のように英語が喋れない人でもジェスチャーと気合いで何とかコミュニケーションが取れます(笑)。
日本の理学療法学会は現在各分野に分かれているため,他分野の話しが聞けません。
しかしWCPT congressでは私が発表した運動器疾患の発表以外にも,内部障害・脳血管障害・教育・国際交流など,様々な分野の話しを聞くことができます。
また,日本ではない鍼部門もあり(海外では鍼治療をPTができる国もあります),どのポスターも魅力的です。
英語が話せなくても一生懸命質問すれば,いろいろ説明してくれます。
1会場で様々な分野の話が聞けるのは,知的好奇心が駆り立てられますね。
理学療法科 樋口
次回に続く・・・